[17]

 越石さくらが、Tバック状態のブリーフを、今度は半分めくり下しました。
 前だけはかろうじて隠れていますが、お尻はほとんど露出させられてしまっています。
 「あはは、いい気味。お尻むかれちゃって、超ミジメ〜〜」
 留学生のアイリスが言いました。
 「妹に手を出すようなヘンタイ兄には、ちょうどいい罰ね」
 と、小宮さなえ。
 「今どきの男子って、こういうパンツはくんだ」
 榊美華が、僕の尻(というか、股間付近)をまさぐりました。
 「ははは、逆ちかん」
 「オンナにこんな目に遭わされて、恥ずかしくないの?」
 「ほら、なんとか言いなさいよ」
 「・・・・この、エロばばあどもめ!!」
 「もう一発お仕置きだ!!!」
 榊美華が、フルスウィングで僕の尻を叩きました。
 「手、痛くなってきちゃった」
 「警棒使いなよ」
 越石さくらが、手渡しました。
 「あはは、ケツバットのシゴキだ」
 榊美華が、伸縮自在のアルミでできた警棒で、僕の尻を打ちました。
 「ギャン!」
 「あ、鳴いた!」
 と、越石さくら。
 「おもしろ〜い」
 と、アイリス。
 「わたしにもやらせて」
 アイリスが警棒を受け取り、叩きつけます。
 手元が狂い、太もものあたりを打ちました。
 「えい!!今度こそ」
 アイリスが、警棒を持ったまま、長いジーンズの脚を振り上げ、僕の尻にハイキックをしました。
 バチン!!!という音が響きました。
 「わぁお!!すごい」
 上原絵里奈が言い、真似をしようとします。
 「あはは、わたしには無理だ」
 上原絵里奈は尻もちをついて、越石さくらに助け起こされました。
 「・・・・軸足に体重を乗せて、こうやって、打つのよ!」
 アイリスがお手本を示します。
 バチイィ!!!
 二発目のハイキックが見事に決まりました。
 彼女は、キックボクシングか何かの経験者のようです。
 僕の尻は火を噴いたようになりました。
 身体がゆれ、ロープが食い込みます。
 「・・・・ちきしょう。お前ら、覚えてろよ」
 「それしか言えないの?単純ねえ」
 越石さくらが言いました。
 「もっと違うことを言え!」
 アイリスが言います。
 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 「あれ、黙っちゃった。もう降参?」
 と、越石さくら。
 「なんとか言いなさいよ!!」
 榎本美沙子が僕の顔をのぞきこみました。
 「・・・・・・・・・・・・」
 「なんとか言わないと、最後までパンツ脱がすよ!」
 小宮さなえが、警棒を受け取り、ブリーフの中に突っ込みました。
 女子アナ時代の彼女のイメージからは、ちょっと考えられないです。
 「・・・や、やめて・・くれ。もう、許してくれ」
 僕は、女たちのいじめに、涙をぽろぽろ流しました。
 「許すかどうかは、真保ちゃんが決めることよ」
 そう言って、小宮さなえは警棒を引っこ抜き、軽いスナップで僕の尻を叩きました。

    
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