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 こうして、間一髪、去勢罰を受けることを免れたひろ君は、その代わり、女性たちから、いつ終わるとも知れない苛烈な制裁を受けることになりました。
 女性は総勢28人もいます。
 みんな、どうやって彼をいたぶってやろうかと、舌なめずりをしています。
 まるで獲物を分け取りしようとするメスオオカミの群れのようです。
 女性の迫力に比べると、たった一人で震える彼は、あまりにも儚い存在のように思えました。
 彼を懲戒する権利は、レイプ被害者である坂本真保ちゃんと韮崎みくちゃんに優先順位があり、 2人が未成年なので親族の女性たちにも代行権限があります(私にもあります)。
 もちろん、"懲戒権"は、女権委員の指導のもとで適切に行使しなくてはなりません。
 (法律では、一般女性7名につき、1名の女権委員の有資格者が必要なんだそうです)
 「さぁてと、どうやって、イジメてやろうか」
 みんなの気持ちを代表するのは自分しかいないという風に、越石さくらさんが言いました。
 「さっきは、よくも突き飛ばしてくれたわねえ」
 「わたしたちから逃げようったって、そうはいかない」
 西脇佐和子さんも同調しました。
 2人は、彼の両足首に巻きついたロープを外すことにしました。
 マンション住人の木村宏恵さんがデタラメに縛り、ぐるぐる巻きにしていたので、結局はさみで切断しました。
 「あなた、このはさみで、ちょん切られるところだったのよ」
 小宮さなえさんが、彼のオチンチンをつまみ上げました。
 ひろ君は、青ざめた表情で黙り込み、肩をふるわせています。
 「おら、いつまで座ってんだ。立つんだよ」
 越石さくらさんと西脇佐和子さんが、放心状態の彼を部屋の真ん中に立たせました。
 彼はまだジャージを着ています。島崎優羽さんが中学のときに来ていたジャージです。
 「この、ヘンタイ!!」
 母親の島崎真凛子さんが、彼に唾をはきかけました。
 酒の匂いがしました。
 小宮さなえさんが、ジャージをめくりあげ、彼の両乳首を露出させました。
 「ほんと、ヘンタイね。まだ若いのに、先が思いやられるわ」
 そう言って、両手で彼の乳首をつねりました。
 「ジャージ脱がせて!」
 島崎優羽さんが、もう耐えられないというように叫びました。
 「女の子の手で脱がせてあげたら」
 小宮さなえさんが提案しました。
 "女の子"にどこまで含まれるか一瞬迷いましたが、20歳の韮崎綾乃さんが、17歳の純菜さんと、11歳の詩音ちゃんに 向って、「やれ」とあごをしゃくったので、私や上原絵里奈さんは遠慮することにしました。
 「バンザイの恰好して」
 純菜さんが彼に命令しました。
 ひろ君は、黙って従います。
 詩音ちゃんが、ジャージを引っ張り、脱がすと、島崎優羽さんに渡しました。
 「いらないわよ!」
 と言って、優羽さんは、ジャージを彼に叩きつけました。
 こうして、彼はふたたび生まれたままの丸裸にされてしまいました。


 「ほらッ!!しっかり立って。隠そうとするんじゃないよ!あんたはレイプ犯なんだからね。隠す権利なんてないんだ」
 西脇佐和子さんが、伸縮自在の特殊警棒で彼の手の甲を打ちました。
 ひろ君は、油断するとすぐに手でオチンチンを隠そうとします。
 この期に及んで隠さなくたっていいのに・・集まった女性全員に、とっくに見られてしまっているのに・・ 男の人にとって、そんなに大事なのだろうかと私は疑問に思いました。
 「今さら隠してもしかたないのにね」
 「マジ、そうだよね」
 島崎優羽さんと、韮崎純菜さんが、私と同じような感想をつぶやいていました。
 「足、開いて、両手はまっすぐ!」
 西脇佐和子さんが、軍隊式の命令を発します。
 もはや彼は従順です。言われたとおりに、"気をつけ"の姿勢をとります。
 新メンバーから、ほーっという感心の声が上がりました。
 「よしっ、じゃあ、休め!!」
 号令に従い、彼が両手を腰にまわしました。
 ちっちゃいオチンチン(本当に小さいんです)が、ぷるんと揺れるのが見えました。
 同じように思った女性が複数いたらしく、あちこちから、クスッという小さな笑い声が起きました。
 「ずいぶん、従順ねえ・・」
 「ほんと」
 新メンバーの木村宏恵さんと大森あずささんが、あきれたようにつぶやきました。
 「ここまでしつけるのに、苦労したんだから」
 旧メンバーの小宮さなえさんが言います。
 「よしっ、じゃあ、場所変えようか」
 越石さくらさんが宣言します。
 たしかに、防災管理室は、タタミ6畳ほどの広さしかなく、ここでお仕置きを続行するのには無理がありました。
 もといた7階の部屋でも、やや手狭かもしれません。
 「両手を、頭の後ろで組みなさい。ぜったいに、下ろしたらだめだよ」
 西脇佐和子さんが、見本のポーズをとって示し、彼がまねをします。
 「あはは、超すなお〜♪」
 女子高校生の純菜さんが、彼の尻を引っぱたきました。
 彼が身をよじり、両手が崩れてしまうと、
 「なに手おろしてんのよ!ちょっと、お仕置き!!」
 制服のミニスカをひらひらさせながら、叫びました。
 「両手を、壁について、お尻をつき出しなさい」
 西脇佐和子さんが命じ、彼が言われたとおりにします。
 「いいよ、言うこと聞かなかったら、お尻叩き10回」
 「やったーー!!」
 嬉々として純菜さんが叩きます。
 「手、痛くなっちゃった」
 「これ使いなよ」
 西脇佐和子さんが、黒光りする特殊警棒を彼女に渡しました。
 全部伸ばすと、細くなった先端が鞭のようにしなります。
 「ええいっ!!」
 純菜さんが、警棒を彼のお尻に叩きつけました。
 「ぎゃおっ!!!」
 「あはははは、これいい!!」
 「制裁のケツバットだ。わたしにも貸して」
 綾乃さんが言います。
 「あやちゃんは、キックすればいいじゃん」
 純菜さんが口をとがらせて言うと、
 「そうね!」
 と言って、綾乃さんが細い足を持ち上げ、スパーーーン!!と彼のお尻を蹴り上げました。
 「ギャン!!」
 彼は犬のように泣いて、その場で崩れ落ちます。
 たちまち、西脇佐和子さん、越石さくらさん、元自衛官の紅林央子さんらに立たせられます。
 「何回やった?まだ6回?じゃあ、あと4回!」
 西脇佐和子さんが、宣言します。
 「こらっ!しっかり立って」
 「も、もう許して下さい」
 やれ!と西脇佐和子さんが目で合図を送ります。
 「えええい!!お姉ちゃんのカタキ!!」
 小学生の詩音ちゃんが、警棒で連続3回叩きました。
 「ラスト〜1回」
 越石さくらさんが言います。


 そのとき、小宮さなえさんが、あってはならないものを発見しました。
 「ちょっとストップ!・・あなた、ちょっと、きをつけして、こっち向きなさい!」
 小宮さなえさんが、彼の髪をつかみ、むりやり表を向かせます。
 詩音ちゃんが、驚愕して、特殊警棒を取り落としました。
 女たちから一斉にブーイングが沸き起こります。
 なんと、ひろ君のオチンチンが・・ふたたび勃起していたのです。
 しかも、なんだか、さっきよりも、猛々しい感じがします。
 おへそに向って、屹立しています。
 わたしは信じられないものを見た思いで、その部分をガン見していました。
 

    
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