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 僕が大声を出したせいで、朝日奈泰子が部屋に戻って来ました。
 21、2歳くらいの若い女を連れています。
 上原絵里菜という名前の大学生です。目がぱっちりしています。胸に"研修生"のバッチを着けています。
 僕は、自分と同世代の女が現れたので、急に恥ずかしくなってしまいました。
 「あらエリちゃん、よく来たわね。就活の方は、もういいの?」
 おかっぱ頭の越石さくらが言うと、上原絵里菜は笑って、
 「結局、"社長"のところで、お世話になることに決めました」と言いました。
 「あ、そうなの。それなら、良かったわね」
 「なんだかんだ言って、一般企業は女子学生の就活は厳しいから・・・・」そう言って、上原絵里菜が僕を睨みつけました。
 「この人がそうね」
 彼女は、僕がこのアジトに連行されて来た理由を聞かされているらしく、汚物を見るような軽蔑的な目をしていました。
 「あたしらみたいなおばさんばかりじゃなくて、あんたみたいな若い女子にも加わってもらった方が、より効果的だと思ってね。来てもらったのさ」
 越石さくらが笑いました。
 そのとき、メロディが流れて、上原絵里菜のスマホに着信がありました。
 「あ、社長からだわ。・・・・もしもし、上原です。お疲れ様です。はい、いま、女権委員会に来ています。ええ、はい、あ、分かりました」
 上原絵里菜が、朝日奈泰子に自分のスマホを渡しました。
 「朝日奈です。ご無沙汰しています。ええ、今日は、午前中に男狩りが2件ですわね。うち1件は、21歳の男子学生です。 これから、取り調べを開始するところです。・・・・ええ、ええ、分かりました。お待ちしています」
 ピッ!と電話を切って、上原絵里奈に手渡し、「小野社長、あとで見えるそうよ」と朝日奈泰子が言いました。
 「ふふふ、社長みずからお出ましとは。やっぱり、若い男が"獲物"だと、集まりが違うねえ。あんた、今日は、覚悟しておいた方がいいよ」
 そう言って、越石さくらが僕の頭を小突きました。

    
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