[2] 彼女たちの"アジト"は、昭和時代に作られた鉄筋コンクリート製のマンションがぴったり来ます。マンションオーナーは、たまにしか姿を見せませんが、ベンチャー企業の女社長です。フェミニズムの活動のために資金を提供しています。 エレベーターに乗せられ、最上階の角部屋へ。 808号室の表札に『文京区女権委員会連絡室』とあり、 その下に、複数の認定女性団体(女権委員会の認定を受けたフェミニズム団体)が、ずらりと名を連ねています。 (常時何人くらい、この部屋に出入りしているんだろうか・・・・) まさしく女の砦です。 玄関のドアをくぐると、段ボールが積んであったり、女の靴が脱ぎ捨てられていたりと、雑多な感じがします。 印刷機が二台置いてあります。フェミニズム系の機関誌を制作しています。『女性の優生学』や『赤い波頭』といった、だれが読むんだ、というような本です。 マンションの構造は、左右に分かれており、左側の作業部屋みたいなところに監禁されることになります。 |