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お仕置きされる理由


 “どうして、女の人たちから、こんなに酷い体罰を加えられなければならないのだろう・・・・・・”

 この問いかけは、実はものすごく大事なんじゃないかと。
 小説を書くうえでの話ですけど・・・。

 たとえば、痴漢や下着泥棒などで捕まった男が、懲役刑をくらう代わりに、二度と同じ犯罪を くり返さないために、男性器切断の罰を受ける・・・・・・という具合に、“お仕置き”にはある程度 合理的な理由が必要だと考えるのですね。

 また、いよいよ裸に剥かれた男が、無慈悲な女性たちから容赦ないお仕置きを受けるシーンを 盛り上げるためには、そこに至るまでの詳細と言いますか、女性たちとのやり取りを明らかにする 必要があるのではないかと。

 たとえば公園で痴漢をした男が、たまたま居合わせた女性たちに捕まった。
 男は反省するどころか、女性たちを馬鹿にした態度をとり、暴言をはき、隙があれば逃げようとする。
 男を取り押さえるのに、女性たちはさんざん手を焼き、中には男との格闘で怪我をした人もいる・・・。

 ・・・というやりとりがあって、しかしついに女性たちは、男を手も足もでない密室に閉じこめることが できた。さあ、お仕置きのはじまりだ。今までさんざん手こずらせたぶん、たっぷりと仕返ししてあげる・・・

 こうなると、それまで女性に対して強気な態度を取り続けた男ほど、みじめだと思うのですね。

 「あら、あなた女性に対してずいぶん偉そうな口きいてくれたけど、プッ、・・・ものすごい短小包茎じゃ ないの。これじゃ、いままでまともにsexしたこともないんじゃない?」

 「フフフ・・・本当にちいさい・・・。いままで女のこと、馬鹿にしてたのは、コンプレックスの裏返しだったことが はっきりしたわね」

 「これじゃ、男性とは認められないね!」

 「この、短小!!」

 

 なんてセリフ。両手両足を縛られ、全裸で、恥ずかしいポーズで椅子に固定されて、大勢の女性に見られる だけでも恥ずかしいのに、男の今までの人格的態度によっては、屈辱が倍増することになります。

 だから、私の小説は、話の前ふりが比較的長いのですね。
 もっとも、そういうのは面倒くさくてイヤ。もっとストレートにお仕置きシーンだけ読みたい、という人もたくさんいる でしょうから、そういう方にとっては退屈な作品ということになるのかもしれません。


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